つまり自分の才能を職業にし、ゼニを作ったということや。
こういう職業選びは、とてもウケがいい。
一発大逆転のゼニも名誉も転がって来るように思えるのでありましょう。
しかし『青木塾』的に言わせてもらえば、才能に賭ける職選びは
「やってはアカン」代表みたいなものであります。それはなぜか。
 これは必然的に実力差がつく商売だからなのや。
その意味では確かに平等すぎるぐらい平等なのですわ。しかし逆に言えば、
才能は生まれついてのもんであって、鍛えてもどうにもならん部分があるのや。
才能がないとわかっても、まだ続けていかなあかん時、
世の中で、およそこれくらいに残酷な商売はないのと違うか?(〜中略〜)
 さあ、サッカーボール蹴っとる場合とちゃうぞ。音楽、美術、全部アカン。
(〜中略〜)君がいま幸いにも高校生ぐらいの年齢であれば、
必修科目を一生懸命やって、官僚になんなさい。
そしてゼニががっぽりもらえるシステムに酔いしれなさい。
(青木雄二)「銭を儲けるには、金のしくみを知らんと話にならんで!!」

 
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