博多へ向かう車中です(9/22車中で下書き)。私のみ喫煙なので別の車両。ひとりってのは嬉しいですね。石川録音とか、会報作りとか、旅先へは持ってけないので、暇です。暇はチャンスなので作文しよっと。
 Web-siteってのは字と絵と音で出来ているのだけど、即時性、双方向性ということをもっと活用すべきだと思っていて。でも掲示板ぐらいしか思いつかなくて。何か画期的な方法あれば教えてちょ。栗コーダーでやってる栗調査とか、石川くんとこのインディアンケートとか、私もやりたいんだけど、チューチョしてます。たぶん皆さん消極的だからなあ。掲示板だけでいいか。気楽だし。

 掲示板に書き込んだ「思いで深いマンガ単行本」教えてくださいよう。マンガってのは音楽より盛り上がると思ったんだけどなあ。気長に待つから教えてね。名無しでいいから。教えて欲しいんですよ。複数推薦のあったものは「まんだらけ」で探して買って読むからさ。

 マンガってのは、皆さん好きなのに話題にしないんじゃないの?映画や演劇の方が高尚な趣味だものね。ホントは好きなんでしょ。私は映画や演劇よりマンガの方が好きだよ。映画やTVドラマって、演技もセリフも、リアルじゃなくて、臭くて困るんだよ。そんな喋り方する奴いねえよ。美男美女が多すぎるし。アリエネエヨ。おすぎが「映画って大きな嘘を付くのだから、細部はリアルじゃなきゃいけない」と言ってたけど、禿げしく同意。
 ま、でもイキナリ他人の夢に入るようなコートームケーなのは好きですよ。ブニュエルとか、テリーギリアムとか。そしてやっぱりキューブリックだよなあ。例えば戦争映画もたくさんあるけど、戦争を舞台にした人間ドラマ、そんなのに興味はねえんだよ。フルメタルジャケットはリアルだったなあ。リアルだから驚いた。可笑しみもあった。最後の作品(タイトル忘れた)にしてもトムクルーズを、あんな冴えない使い方をするなんて、さすがキューブリックだね。
 あれ!映画の悪口を書いて、マンガを持ち上げるつもりが脱線した。

 小学生の頃はマンガ漬けでした。サンデー、マガジン世代です。単行本はあまり見て無い。伊賀の影丸とかね。で、やっぱり手塚治虫なんだよなあ。闘う勝つ闘う勝つという繰り返しとは違う、もっと深いものだった。「新撰組」は今でも大事に持ってます。後期のものはどれも必読ですよ。「アドルフに告ぐ」とか「きりひと賛歌」とか。スゴイよ。手塚以降の最重要漫画家は大友克洋さんですよ。単行本は全部持ってるはず。やっぱAKIRAだよ。アニメは興味ないんで見て無いんですけど。
 えーと、その前に、30過ぎてから少女マンガにハマった時期もあります。大島弓子がなにかと取り上げられていた頃、本屋に行って「ニシキノクニボシ」有りますかと聞いたら「…綿の国星じゃないの?」と冷たく言われて、とても恥ずかしかったです。日出処天子もはまった。ガールフレンドの影響で、くらもちふさこなんかも見ましたよ。
 こんなふうに列挙していくと切りが無いね。でも、しりあがり寿については一言いいたい。これぞマンガです。特に「弥次喜多inDEEP」は見て欲しい。クラクラします。
 わりと最近では、かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」。これは好きとかいう物ではなくて、考えさせられた。自衛隊とは、国防とは、合衆国とは何なのか。これは本当に重い問題提議をしている。

 なんか全く言い足りないけど、ずらずら並べられても困ると思うので、もうやめます。
 あっ、でもマンガの本質は4コマだと思っていて、吉田戦車と、いがらしみきおは凄かったね。吉田戦車さんにサインを貰ったことがあって、その時手帳に伝染るんですの切り抜きを入れていて、それを吉田さんに見せたら気味悪がられた。で、今も手帳に挟んであります。

 ダラダラ書いちゃったけど、ひとこと言わせてもらうならば、
音楽はもっとマンガ的であるべきだよ。
で、マンガはもっと音楽的であるべきだよ。
2003.9.30

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