1年ぶりで高円寺阿波踊り、見てきましたよっt!何度目だらふ。毎度ウルウルしてしまう。カッコいいもんよ。姿も。音も。そしてあの雰囲気。誰もが嬉しくてニコニコしている。ヾ(^。^*)
 ロックバンドや、シンガーソングライターのカッコ悪さとは、両極と言ってもいい。あんたの内面の暗さは、マイクで歌う必要無いし、、CDに記録する必要も無いです。
 たまんねえな〜。ホントに、これが日本の音楽だよって世界に自慢したいです。阿波踊りに限らないけどね。でも民謡とロックのミクスチュアは最悪です。マゼルナキケン。
 何でもアリだけどね。誰でも何でも自由にやるがいいさ。見る側もね。暑い人混みの中で汗だくで見なくても、TVで見ればいいじゃないですか。単調な御囃子に飽きたら、音消してドラムンベースでも合わせて聞くとかね。

 それで良い訳がないだろっつーの。貴方が音楽だと思ってる物は、実は疑似体験ですからっt!CDもDVDも、あれは印刷された複製絵画と同じですのよ。
 先日澤井さんが面白いこと言った。ボクがCD買ったり、それをiPodに入れて耳の中で鳴らしたりするのを見て、彼は呆れて「ホントに音楽好きネェ・・・」と苦笑したのです。ワカル。ははは。実は私も自分自身に呆れてます。てゆか、ぶっちゃけ音楽の意味が分かんないです。(ホントは分かってます。)
 で、私も澤井さんに「CDとか、形になった、いつでも聞けるモノに興味が無いんでしょ。現実にその場で起こるコトにしか興味が無いんでしょ。」と言ったら図星だったようでした。私も気持ちがワカリマス。
 もひとつ澤井氏が言ってたのは「モーニング娘。みたいに子供がキャバクラみたいなことして、それに対して男が不純な動機で夢中になるのは気持ち悪い、許せない、音楽以前。」と言っていたような気がする。甚だ不正確ですが。しかしそれはどうかな。

 言わせてもらえば、芸大を出てるからスゴいとか、世界の巨匠と共演したから本物とか、優れた芸術的価値とか、貴重な民族的遺産とかの方が、不純な見方だと思いますけどね。それは薄汚いコンプレックスですよ。権威主義に連なるモノですよ。それよりも送り手は常にお客さんに喜んで欲しいと願う、客は、自分の目と耳から入ったモノがココロで「好き」という反応をしたらOKと思うべきですよ。それがモー娘であろうと、阿波踊りであろうと。  死んだ人より生きてる人。キタナイ老人よりキレイな若いコ。無愛想より喋る人。座ってる人より踊ってるひと。の方が素敵に決まってますよ。当然でしょう。
 言わせてもらえば「発声の基礎が出来てるから言葉が全部聞き取れる」「新しいことが見られない」「歌が実体験に基づいている」・・・貴方は評論家ですか。さもしいねえ。4千円払ったら4千円分の表現を見せてもらう権利があるってかい。そんな心構えでは「好き」になる幸福からは程遠いと言わざるを得ませんな。

 とはいえ。私も「好き」の幸福感を求めて意地汚くウロウロしているのですが、年とると若い頃のようなハートは無くなってくるのですよ。十代で百%あった「好き」が20代で50%、30代で25%、40代で12.5%、50代で6%になっちゃいました。でもまだ自信を持って「たま」が好き、ビートルズが好きと言えます。優れているから好きなのではなくて、好きになっちゃったから好き。(せめて恋ぐらいキレイに、キレイにこなしましょうね。) PS.真面目なこと書くと、後から後から前言に対する言い訳、が出てくるです。「好き」てのも、そもそも恋も偉大なる勘違いであって、自分の目と耳で判断した筈が、実はTVで繰り返し見せられて聞かされて好きになっていく訳です。女子学生が教師を好きになるのと同じシステム。しかしどの道、好きなモノが有るのは幸せであり、好きなモノが無いのは寂しいことでありんす。
2005.8.27
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