| 私は映画が嫌いだ。と公言してはばからない者です。いくつか理由はあるけど、例えばドストエフスキーや漱石を読んでいなくても、おとがめは受けないが、影武者とか、パイレーツ・オブ・カリビアンとか「へぇ〜見てないんだ」的な空気。 そして最大の理由は「演技」が嫌いなの。役者や俳優の声や言い方が、リアルじゃ無い。特に子供が嫌い。老人はOK。 リアルじゃねえよ、と開き直るなら、いっそドタバタでテンポ良く、素敵なリズムで通してくれ。 |
嫌いだよ、と言いながら、好きな監督は?と問われれば、キューブリックと即答します。ブニュエルも見たなぁ。あと岩波ホールでやってたクソ長い映画も、辛抱強く見たもんだった。ヴィスコンティ。今なら無駄に長いと断言出来るけど、若い頃はとにかく頑張って見てた。 |
| 話しが始まらないので、イージー☆ライダーに移行します。15で中学を卒業して、やけくそで女の子に電話して、デートに誘ったのがイージー☆ライダーでした。彼女は友達と二人で来たので、異例の三人デート。思い出しても恥ずかしい。有楽町スバル座。それまでは文部省推薦の映画ぐらいしか見てなかったので、とてもショックだった。当時にしては過激でしたもん。意識がフラフラになって、いろいろ考え込んじゃって、映画館出てすぐバイバイ。ひとりで帰った。 |
私に免疫がなかった、と言うより、1969年これはアメリカンニューシネマの走りだった。ハリウッドに対する反逆でした。この映画の後で「俺たちに明日は無い」や「タクシードライバー」が出来た。 |
| 今になって思えば、ジャックニコルソンのデビュー作?30余年ぶりに見た(TV)わけですが、主役の二人はシロート臭いけど、ジャックニコルソンは俳優臭いね。 で、デニスホッパーの初監督?彼は「これは俺の映画だ」と言ってカメラマンにケンカして、嫁と子供に暴力ふるって、さらには長髪の所為で職質され、挙げ句に持っていた大麻の所為で留置されたそうです。 |
私が、プチジョーホー書く柄じゃねえっすよね。でも音楽ネタとしてひとつ。ビリー(デニスホッパー)のファッションは、D.クロスビーを意識してたとか、してなかったとか。実際彼等は、Endシーンに、C.S.N&Yの「自由の鐘」を使いたかったらしいですぜ。 |
| あと、冒頭の方で、ザ・バンドの名曲「The Weight」が使われているのだが、字幕(曲紹介)が、歌と演奏ザ・スミスになっている。誰か直してやれなかったのかね。つーか、ロックファンの総ツッコミどころ。 | そんなことは兎に角、この映画のテーマは、自由の女神を標榜する自由の国アメリカが、実は保守層が支配する、他人の自由には死の制裁を与える国だったって事。ビリー(デニスホッパー)は最後に中指を立てて(FUCK-YOUなんて当時知るよしも無し)南部の白人に撃ち殺される。 |
| そーいえば、中田くんという友人が、70年代前半テキサスに旅行した時、白人お巡りにホールドアップさせられたそうです。その時「このことは大使館を通して抗議するから後で後悔すんなよ」と言ったら拳銃で殴られたそうです。あーイヤだイヤだ。日本の正義はアメリカでは通じない。アメリカの正義は日本で通じない筈だ。 2007.9.22 |
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