2011年度 感想文。 昨年度・・・何かトキメキたか?選べないだろな〜と、30年間同じ書き出しだ。ちなみに30年前に選んだのは、 「ペルシアンラブ」ホルガーシューカイ 「Four Enclosed Walls」PIL 「Move On Up」フライング・リザーズ あとは、Y.M.O、Japan、スクポリ(Rough Trade)等でした。ウヒョ〜New〜ウエイビ〜! |
2011年度、ベストアルバムなんて無いのだが、good!と思った曲だけ集めても30曲はある。1枚に1曲良いのが有れば満足するべきでしょ。そんなもんよ。 てゆーか「鎮魂歌」を全曲並べれば、私的には納得がいくのだが、過去自分のは選外にしてきたし、これを読んでる人は既に聴いてるだろうし。選外。 さて、21曲選んだけど、好きな順とか無理。エポック的な物も、象徴的な物もないので、年代順に並べてみて驚いた。私的音楽史を象徴しているのであった。 |
誰しも、時代を遡ってレコード買うであろうが、1925以前へは遡れない。弾き語りBLUESが初めて録音されたのが1925年だからね。今でも砂金を探すように中古盤で、50年代を中心にBLUESやJAZZを見ます。 60〜70年代はPOPSやLATIN系ね。しかしロック系はもういいや。メボしい物は殆ど聴いた。英語圏以外には、まだ再発見すべき物があるのだろうが、1980年を区切りに終わったね。 この選曲一覧見て驚いたのは、そんな気分に忠実だってこと。1980を境に30年間、洋楽が無い。音楽は終わったんだよ。自分が音楽制作始めたのは1980だけどネ。 |
バブル以降、知り合い関係を中心に、日本物は聴きます。気になるから。気分を共有してるような気もするし。最近の外国物もたまには聴くんですよ。全滅に近い。 今回の選曲でも、2000以降は、諦観というか諦念というか。音楽に対して真面目であれば、エネルギッシュな物にはならないと思うぜ。 昨年評判だった「JAMES BLAKE」買ったけど、これは密室で自分に向かって歌ってるようで勘弁して欲しかった。全然楽しくない。基本は何処かに連れてって欲しいよ。 と、総評を先に書きまして、では曲ごとの紹介を簡単に・・・。 |
1. FRANK
STOKES(1928)Blues &SOUL.#97付録 WHAT'S THE MATTER BLUES(3'04) この号の付録はブルースギター特集。この曲はメンフィスのカントリーブルース名コンビ、FRANK STOKESとDAN SANE。 男子高校生は頑張ってRCA古典を聴いた。明るい絶望。 |
2. PROFESSOR
LONGHAIR(1949) HEY LITTLE GIRL(3'01)NEW ORLEANDS PIANO プロフェッサーはLP、CD合わせて4枚あったので、内容ダブってると思いきや、そうでもない?コレも男子高校生は、江古田WINDY CITYで聴いたなぁ。懐かしい。 |
3. EDGAR
BLANCHAR(1959)TROUBLES,TROUBLES BLUES CHACHA(2'45) NEW ORLEANDSが続きます。マニア向けオムニバス。リトルリチャードなどの、スペシャリティに近い。ってか影響が大きかったのだろう。タモリ倶楽部的? |
4. SONNY CLARK
TRIO(1959) JUNKA(別テイク/4'57) ハイヒールの物ではないが、これも名盤。この曲はボートラ、別テイク。このスイング感!くぅ〜っ!粋ですな。ドラムはマックスローチ。 |
5. DUSTY SPRINGFIELD(1964) I ONLY WANT TO BE WITH YOU(2'34) RHINOのコンピ「BRITISHINVASION VOL.5」から。何となく懐かしい。ベイシティローラーズ、ピンクレディもカヴァーしてたの?それは知らないですなぁ。 |
6. MONKEES(1967) GOIN' DOWN(4'19) デイドリームビリーバーのB面?ミッキードレンツはひょうきん系も素敵。期せずして2年連続選出。私のサイト(試聴室)にある宅録カバーも聴いてね〜。 |
7. BETH CARVALHO(1976)すばらしき世界 MEU ESCUDO/心の楯(2'55) ミュージックガイドブック88に印を付けて、買ったのは23年後。マヌケというか執念深いというか。これは正統派な粋。16の刻みは、白人にも日本人にも歴史が無い。 |
8. KLAATU(1977) THE LONELIEST OF CREATURES(3'10) ビートルズの覆面バンド?それは言い過ぎ。確かにアビーロード時の、ポールやジョージの影響は随所にあるけどねぇ。カナダのB級ポップ。この曲は好き。 |
9. GINO
VANNELLI(1978) I JUST WANNA STOP(3'30) これもカナダ。AORは避けてきたなぁ。この時代、もう米国の白人は駄目だと思ってた。カナダだったのね。今聴くと新鮮〜♪ |
10. NILSSON(1980)「ポパイ」 I'm Popeye the Sailor Man(1'19) 1980は、やはり英語圏は終焉。ニルソン大好きだが、初期3枚を先に聴いて下さい。てゆか遺作?のこれは、本人は歌ってないんだよねー。 |
11.
ASTRO AGE ORCHESTRA(1994)HAPPY LIVING MESS/AGE FOR ASTRO NATION(1'49) てな訳で、私の興味は知ってる人々へ。1994、ヴァン.D.パークスの魂は[ASTRO-A]で甦る。ヤン富田は私より年上〜。私より偏執狂的変人音楽〜。鳥にだど賭場ご。 |
12. JON(犬)(1995)「JON+ジョン」 パーカパーカ(2'39) JONは、ええな!今一番ええな。誰もかなわない。このデブュー盤は未聴だったが、既に完成されている。音楽で笑えるなんて!ステキですよナッ! |
13. ASA
CHANG &巡礼(2002)「つぎねぷ」 KUTU #3(2'29) チルアウト(アンビエント)系かと思いきや、激しいタブラその他、変な物が次々出てくる。パーカショニストとしても超多忙な方。 |
14. 細野晴臣(2002)「アーカイブス
Vol.1」 ROOCHOO DIVINE(4'15) 1987以降の、いろんなお仕事の寄せ集めだが、アンビ的に統一感あり。邪魔にならない。誰にでも出来そうで、真似が出来ない。GUNちゃん、が、近い味。 |
15.
相対性理論(2008)「シフォン主義」 おはようオーパーツ(3'24) これ持ってなかったんだぁ。5曲入り16分。私が高校生だったらバンドでコピーするだろうなぁ。若者向きだが、スッキリしたROCKはオヤジ世代にも抵抗無い。 |
16. PINPONS(RIKA)(2011)「コトハジメ」 その年一番寒い日(4'25) チープな作り?あれっ?80年代の音源?と聴き進め、最後の曲で最後の扉を開けると、弦楽四重奏でヨソイキなRIKAが居て。ドギマギして。立ち尽くす私。 |
17.
GORILLAZ(2010)「PLASTIC BEACH」 ON MELANCHOLY HILL(3'43) 80年代以降、全く白人を聴かない訳ではなくて、たまーに素敵な発見もある。一昨年話題になった人だね。ユーモラスでもある。主人公?の左手にボウイのハンキードリー。 |
18. ROBERT PLANT(2010)「BAND
OF JOY」 EVEN THIS SHALL PASS AWAY(4'00) アメリカ渡ってカントリーやってる?もう興味無し。でしたが聴いてニヤニヤ。良〜い。凄さは無いけど、余裕と貫禄。この曲はプリンス意識してる?ニヤニヤ。 |
19. COTUCOTU(2010)「ESSENTIAL」 夏(3'57) リコーダー4人に比べて、チェロ3人は「男の鍛錬塾」のイメージ。怖い曲はホントに怖い。この曲は素敵だなぁ。作曲者ぐらいは曲毎に書いて欲しかったなぁ。 |
20. 4-D MODEL(2010)「DENKAMAL」 BREATH(3'51) これも作曲者が書いてない。が、横川曲は、3、6、8って聴けばワカル。カッコいい。他の9曲は興味ない。私とは接点が無い。ウルサい。 |
21. BON IVER(2011) 文責ライオン・メリィ(2012.2) |