一発屋という訳ではないが、
奇跡の1枚を作ってしまったが故の不幸。
良すぎて… この人はこの1枚でいいや的な、ね。
【新3大・奇跡の1枚】ちっとも新ではないが、
時代とシンクロした奇跡の名盤と言える3枚。
まず有権者の皆様にお願いしたいのは、
私の思い入れなので絶対的な価値ではないということです。
『ボクはロックと』で挙げた中では、
スクポリの1985年の物がミラクルな雰囲気。
あと…良すぎて前後が霞んでるという意味で、
ユッスー・ンドゥール(セネガル)の『SET』1990。
それとアメリカの良心が咲かせた大輪の『マリア・マルダー』


MM.1974.2月号。当時は学術書の雰囲気。背伸びして読む。
ニュースで、WINGS『BAND ON THE RUN』が発売予定、
FACESが来日決定って事で、表紙はロッド。
四人囃子が本格的に活動開始とニュースで取り上げる。
私はBluesにハマって、Rockは追いかけてなかった。
てゆか、全部を聴ける筈も無いが、全部聴きたい年頃だ。

で「評論家の選んだ73‘best Album」偏見を加味して集計が、
第9位、エルトン・ジョン『イエローブリックロード』
8位、R.stones『山羊の頭の』7、L.F.『デキシーチキン』
6、ポールサイモン『ひとりごと』
5、オールマンBro.『Bro.& Sisters』
4、S.ワンダー『トーキング・ブック』
3、ロギンス & メッシーナ『フルセイル』
2、The Band『ムーンドッグマチネー』そして堂々の、
1位、マリア・マルダー『1』ナゼ1位?
気になる小倉/北中氏が輸入盤で選んでいたから。
19歳の私もBYGとかMOVIN’でコレを聞いていた筈。
FENでも『真夜中のオアシス』がヘビローだった。
この曲でGuitar.エイモス・ギャレットを知った。
ミューズの鼻唄の様な「20世紀最高のギター間奏」だね。


当初は演奏陣が話題になりまくりでした。裏ジャケ〜!
アーチスト名を列挙する文章は避けたいのだが、
ライクーダーも参加。ピアノはDr.John(Mac Rebennack)も。
ドラムはジム・ケルトナーの他に、ジム・ゴードン、
アレンジャーに重鎮のニック・デカロ。
プロデューサーは、レニー・ワロンカー/ジョー・ボイド。
説明しませんので、各自検索して調べてください。

 


CD(Book Off)で買って30年以上ぶりに聴いた。
アメリカ古き良き音楽が1973年に再浮上して、
夢の様な結晶に昇華した奇跡だね。アメリカの頂点。
遡ってジョフ&マリア『スウィートポテト』など買ったが、
貸した物が又貸しされ帰って来ない。
中古屋で1万円で出てる。悔しくて悲しくて忘れようと努力。
縁が無かったんだと言い聞かせ、マリアの事も記憶の彼方へ。

今回、初めて歌詞対訳を読んだ。
『スリーダラービル』
アナタはニセモノ   ありもしない3ドル札よ
票が欲しくて赤ん坊にまでキッスする政治家のように
ドサ回りセールスマンのジョークを言ってりゃいい

なかなかカッチイイね。あの声で歌われるとね…。


LPを引張り出してみた。
ジャケットの袋状の内側に、ボールペンで、
 1974.3.17.From Hiromi ? と書いてある。
何だコレ?…冷や汗…。
これは、付き合ってた人、翌年結婚する。
19歳当時、私は童貞でした。バイト君。
三年殺しという技があるけれど、41年前だよ。
そうか…私が買った物ではなかったんだね。

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