だから迷ったんだ。やめようかな。この本のレコード紹介に関するページは、ソガイカンの時（2002）に、ほぼ書き終えていた。逡巡、てゆーんすか？ホントに要らないよね。貴方が耳で聞いて、良いと思ったら良い音楽。全ては貴方が判断する。それで良し。情報なんか要らない。知識なんか要らない。勉強なんか必要なし。

　悪い癖。前置きが長い荷風。早く書け。かしこまるました。ロックとは何か。音楽とは何か。一言で言えば娯楽だな。文明の屁の様なものであり、文明とは人類の病気である。何つってナ。一言でイエル？無理でしょ。例えばスポーツとは何か。お笑いとは何か。ラーメンとは何か。オシャレとは何か。マンガとは何か。政治とは何か。ナマポとは何か。・・・プロは真剣に考えているんだお。

　愛してしまったレコード達のことについて書きます。ちょっぴりでも皆さんの役に立ってくれないかしら、この中から興味を持って、１枚でも２枚でも買って聴いてみてくれないかしら。という願い。１年に１枚買えば、十年後には素敵なレコードが十枚になりますよ。ああ、なんて素敵。
　最初にお断りしておくのは、これはレコード評ではなく紹介なので、これらのレコードを未聴の人を想定して書きます。マニアの方とか、私と同世代の方にとっては、何を今さら、と思われるかもしれません。
　そして何よりも、自分の気持ちに正直に。嘘、紛らわしい、事実と違う、等が無いように気を付けます。ですが、あまりデータにこだわったりとか、アーティスト名やアルバム名、など、カタカナ名詞の羅列にならぬよう気を付けます。